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REPORT
レポート

HOMEREPORT 〉 咬合療法コース
  • 2016.02

    2015年2月13、14日、御茶ノ水で行われた「筒井塾・咬合療法コース」”包括歯科臨床・顎口腔機能の診断と回復~力の診断とコントロール”に、ZOO LABO架工部の佐藤栄司が参加しました。

     参加者:  架工部 / 佐藤 栄司

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    架工部 : 佐藤 栄司

    包括歯科臨床
    顎口腔機能の診断と回復~力の診断とコントロール

    今回私は筒井先生による咬合療法コースを受講し、生理学的咬合学と補綴的咬合学という2つの咬合学を主に学ばせて頂きました。
    タイトルにあります顎口腔機能の診断と回復とは、口腔内の力の診断とコントロールをすることで、“顎口腔機能の診断と回復=力の診断とコントロール”となります。
    力の診断とコントロールとは、態癖・安静位空隙の確保・ブラキシズム・顎口腔機能障害(顎関節症、舌痛症等)顎位の偏位・歯列の変形など口腔内状況を診断し、それらを元に戻す為、リシェイピング・スプリント療法・修復処置(咬合面形態、クラウン、ブリッジ、局部義から総義歯、インプラント)などのコントロールに至るまでを言います。
    この力の診断とコントロール行う為には今回学ばせて頂いた生理学的咬合学と補綴的咬合学が必要となります。

    生理学的咬合学とは、顎関節症を扱う臨床、噛み合わせが生体に対してどのような影響を持つかを検討する考え方です。例えば顎関節や歯周組織、あるいはもっと広く顎口腔系という肩から上の全部に頭痛、肩凝りなどを含めた広範囲の機能障害を起こしてくるという考え方等。これら生理学的咬合での力のコントロールは主に歯科医師・歯科衛生士が行います。
    補綴的咬合学とは、今の代表的なGnathologyといった考え方に至る1つの流れとして、どのようにして補綴物を作るかを中心とし、下顎運動や咬合器などを研究してきた一連の動きを主とした考え方です。これら補綴的咬合での力のコントロールは主に歯科医師・歯科技工士が行います。
    そして大事なのは患者様自身による力のコントロールです。4者がそれぞれの責任分担をしっかり把握することが「治癒への最短距離」となります。

    生理的・補綴的咬合学の臨床を応用し臨床診断を行うことができます。咬合療法の概念として生理学的咬合学の臨床応用と具体的な力のコントロールが必要となってきます。これらはDCS・生体力学・臨床生理咬合といった3つの分野に分けることができます。1つ目のDCS(Dental Compression Syndrome)とは口腔内の疲労のサインです。2つ目の生体力学には、形態=機能(機能は直接目に見えないので形態を読むことで二次的に機能を読む)と、リモデリング(機能の変化による携帯の二次的変化)があります。3つ目の臨床生理咬合とは咀嚼運動のことです。
    生理学的咬合学より、様々な病的発症に至ったメカニズム(原因・流れ)を探し上記3つのひずみをほどき、補綴学的咬合学より修復の必要があれば補綴をします。この流れより、2つには整合性が必要であるといえます。
    従来技工士は、手元にある模型から様々な情報を読み取り、その模型に対してどのような咬合をあたえるかで臨床をこなすことが多いです。例えば歯列弓が内外に乱配していたり、歯列が左右対称ではなかったり、スピーやモンソンの不配列など。
    これらの情報に、生理的・補綴的な考えを加え制作した補綴物こそが患者様に合った本当の補綴物なのだと痛感致しました。今回受講したことをふまえ、次回の講義にむけてしっかりと準備をしたいと思います。