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CONCEPT

歯科技工士は先生の指示書を基に技工物を製作しますが、機械的な作業はしません。指示書を見てシミュレーション行い、必要に応じて材料の変更などを提案させていただきます。効率だけを考えれば、指示書通り製作したほうがお互いに楽でしょう。私たちは考える必要がありませんし、先生も診療の手を止められることがありません。しかしそれでは、「患者様の主訴を解決する」という医療の原点から外れてしまいます。すっかり定着している「チーム医療」という言葉ですが、歯科医療の世界でも大切な概念です。実際の口腔内を見られる先生の視点と、模型を通じて全体像を把握できる歯科技工士の視点の両方から判断し、患者様にベストな補綴物を製作していく。これもチーム医療のひとつだと私たちは考えています。
匠の技術を継承しつつも、新しい働き方を追求する。
佐藤 栄司
2001年 共生会 歯科技工専門学校卒業/2001年 株式会社 西山歯研入社 架工課に配属/2010年 社内トップセラミストに就任/2013年 ZOO LABOに社名変更 架工課長に就任/2015年 生産本部長に就任/2016年 取締役に就任
技工士学校卒業後、西山歯研に新卒入社。筒井塾をはじめ、様々な歯科技工セミナーへ参加し常に最新の歯科医療技術を探求しつつ、会社の組織運営を牽引。
ZOO LABOの魅力はどんなところですか?あらゆる解決方法を模索、追求。
ZOO LABOの魅力は技工物を製作するのではなく、人工臓器を製作しているところにあります。只々技工物の製作に追われていると肝心な患者様、先生方の求めているものが見えなくなりがちです。医療従事者の一員としての誇りと、こだわりを持つことで患者様の体の一部を担う人工臓器を意識することができる集団です。患者様、先生方がどのようなものを求めているのか、より良いものは何なのかそんな考えから必然的にチェアサイドに出向き提案、すり合わせを重ね、人工臓器を製作できるのが最大の魅力だと考えます。
印象に残っているエピソードを教えてくださいみんなで作り上げる大切さと喜び。
還暦を迎える記念に前歯6本を治したいという患者様の意向でジルコニアセラミックの制作に携わった時の話です。プロビジョナルからフレーム試適、モールドテイク、ファイナルと計4度立ち合いをさせていただきました。その間、患者様といろいろすり合わせしていく中、徐々に形になっていく事で患者様が感動を覚えて頂いたことは凄く嬉しかったです。患者様を中心に先生、衛生士、わたくしの4者で作り上げる事の大切さと面白さを知るきっかけになりました。還暦の記念ということだったので、製作過程を写真に収めプレゼントさせて頂いたときも大変喜んで頂いて良かったです。
先生にはどんな提案をしていますか?患者様一人ひとりと向き合う。
基本的にはドクターのもとへ出向き、患者さまの顔貌写真や全身の姿勢写真、CT画像を見ながら患者様一人ひとりに合ったマテリアルの選択や、咬合の与え方などをすり合わせすることが多いです。その中でマテリアルの特徴をしっかり熟知した上での提案をさせて頂いております。ただ、どんなに良い素材、治療方法でも先生、技工士、衛生士の3者が理解して臨まなければ良い結果を生み出しにくいと考えています。ですから提案というよりはチェアサイドとの打ち合せを何よりも重要視しています。