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REPORT
レポート

HOMEREPORT 〉 第33回日本顎咬合学会2015
  • 2015.06

    2015年6月28日、東京国際フォーラムにて行われた「第33回日本顎咬合学会2015」に
    ZOO LABOの架工部の松本忠昭、営業部の野口大輔が参加しました。

     参加者:  架工部 / 松本 忠昭、 営業部 / 野口 大輔

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    架工部 : 松本 忠昭

    6月28日に第33回日本顎咬合学会に参加させて頂きました。その中のテーブルクリニックで順次誘導咬合理論の基本と応用に関し拝聴させて頂きました。

    ◆感想
    普段、作業する中でコンタクト、バイト等はしっかり抑えるものの形態に関してはまだまだ完璧な状態ではない現状があります。それを踏まえて補綴装置の製作を行なう時、咀嚼器官の役割とは何か生体に調和した補綴装置とは何かを考え、さらに下顎運動に調和した補綴装置の咬合面、及び上顎前歯舌側形態を考える事が重要だと改めて思いました。作業する上で咬合構築の為の上下関係はアングルⅠ級咬合を目指し咬合勘合位の維持安定の為の大臼歯のオクルーザルコンタクトポイントの確立や咬合の基礎であるミューチュアルプロテクションを構築する事、また天然歯の咬合面展開角の後方歯から前方歯へと急峻となっている歯の順次性を出来るだけ再現する事が重要且つ基礎をしっかりする事を改めて考えさせられました。これらの咬合の概念を補綴装置製作に取り入れ日々の作業に応用していければと思いました。

    営業部 : 野口 大輔

    「長寿社会を迎えてインプラント補綴を考える~最新CADCAM ISUSの利用~」に参加させて頂きました。
    ◆内容の概要
    現在、インプラント治療は周囲の歯に負担を掛けずに治療ができる優れた手段であるが、長寿社会を迎えて、長期使用を前提に考える必要がある。補綴をした時をゴールとせず、装着時をスタートとして考えることが肝要となってきている。そのためにもインプラント補綴は簡便に修理、修正ができるスクリューリテインが再び注目されている。
    今まではスクリューリテインはセメントリテインに比べ、鋳造収縮などの問題でパッシブフィットに高度の技術を必要としていた。しかし、最新のCADCAM技術により、簡便に高精度の上部構造の製作が可能になった。逆にセメントリテーションはセメントスペースで補正できるため比較的容易にパッシブフィットが得られるが残留セメントが軟組織の炎症と骨吸収を誘発する可能性がある。
    今までの鋳造法では収縮、微細な鋳造欠陥やロウ着による脆弱性など問題があった。しかし最新のCADCAMでは計測にレーザーの乱反射をCCDにより等光線を利用し、3~6μという高精度計測を可能とした。またミリングマシンも5軸となり、適合精度20μ以内の削り出しを可能にした。
    さらに、異なったインプラントシステムが混在していてもスクリューリテンションが1ピースで製作することも可能になった。これにより骨の状態、適応症に応じ、システムの使い分けや他医院で行ったシステムとの併用も対応できるようになった。つまり、今まで高度な技術が必要だった鋳造法に比べてもCADCAMのほうが適合も良くシステムも選ばないので長期的な使用や環境に応じた設計変更も容易に想定ができるようになった。

    ◆感想
    もともとインプラントは天然歯補綴を比べても支台形状が規格化されているため、コンピューターを利用したCADCAMが有利で、今後もテクノロジーの進化によって歯科技工の作業はCADCAMが担う部分が増えていくことが想定されます。
    また、歯科医院のCTデーターと技工所のCADCAMデーターをデジタルで共有、組み合わせることも可能になり、ドクターとのコミュニケーションも変わっていくだろうと感じました。
    そうした流れの中で、CADCAMなどの機械の進歩を追いかけることも必要ですが、すべてを自社で賄うだけでなく、メーカーや他の技工所とのアウトソーシングも上手に利用していくことも必要だと改めて思いました。