2015年4月4日~5日、「BPS(Biofunctional Prosthetic System-生体機能的補綴システム)のクリニカル認定コース」にZOO LABOの杉山が参加しました。
義歯部 : 杉山 健太
4月4日~5日に、自身3度目となるBPS(Biofunctional Prosthetic System-生体機能的補綴システム)のクリニカル認定コースに参加させていただいた。1回目はクリニカルサイドの流れを学ぶため、2回目3回目は現在お付き合いのある歯科医師の先生に同行し、閉口機能印象採得時の注意点や印象体の過不足の判断に注目し学ばせていただいた。クリニカル認定コースは歯科医師向けのコースであり、技工士は実習なしの見学となる。しかし見学とはいえ、歯科技工士でも勉強になることが多い。今回は6人の歯科医師の概形印象・個人トレーの外形線・上下の閉口機能印象・GoA(ゴシックアーチ)を見ることができたのでBPSを学んでいる私には大変ためになるコースであった。
また、概形印象採得時の印象材の混水比や練るタイミング、ミラーでのサポート等のBPSを取り入れる際の衛生士業務も学ぶことができ、立ち会い時に衛生士にアドバイスさせていただくときに有効である。
最近、BPSで義歯を作ってみたいがどのように進めたらよいか分からない等の相談を受ける。また、自身もそうであったが、認定取得した技工士がどのようにして歯科医院と共同してBPSを患者様に導入してもらうようにすれば良いのか分からない。このような状況を打破するためにもクリニカルサイドの手順や注意点を学ぶことで、初めて取り組む歯科医師にも説明することができるようになる。そしてBPSは患者・歯科医師・技工士が積極的なコミュニケーションをとることで成功率が上がると実感しているので、歯科技工士にも積極的にクリニカル認定コースの聴講を勧めたい。