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レポート

HOMEREPORT 〉 2014年10月 SHIFT発足記念講演会2014に参加!
  • 2014.10

    10月5日、横浜市社会福祉センターで行われた「SHIFT発足記念講演会」に
    ZOO LABOの3名が参加しました。
    基調講演:~患者の求める咬合とはなにか~ 顎関節症の治療を通して考える
    臨床講座:無歯顎総義歯の咬合再構成の咬合を考える 他

    参加者:  義歯部/  上杉智三 大胡美央 佐藤涼

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    義歯部: 上杉智三

    10月5日に開かれたShift発足記念講演会に参加させていただきました。
    『患者が求める咬合とは何か』というテーマで講演、講座が開かれ、諏訪先生、深水先生、堤先生のそれぞれ咬合と下顎位、Krの顎運動を咬合器上にどのように再現したら良いかなど貴重なお話が聞けました。硬組織優先の習慣咬合位では下顎頭は必ずしもニュートラルな位置に存在しておらず、何らかのストレスがかかっていて無歯顎患者の場合でも残存歯があった頃の習慣性咬合の癖が顎関節、周辺筋肉に残っているため治療用義歯を用いて顎関節や周辺筋肉に無理のない正しい下顎運動が出来るようトレーニングし、その後に改めてデンチャーを製作するなどしないと、その影響で顎関節症や聴力障害、その他色々な身体トラブルにまで発展してしまう。それを防ぐ為には下顎頭が正しい位置で咬合出来るその状態を咬合器に再現してから技工物を制作しなくてはならない。普段自分が技工作業で咬頭嵌合位でそれとなくマウントしたものにそれとなく排列完成させていただけで、そこに疑問を持たず作業していたことをとても考えさせられました。Drサイドとテクニシャンサイドの連携を密にし、もっとKrの情報を最大限に技工物に生かす事が出来ればより良い物が間違いなくできる。この事をもっと現実的に考えていこうと思います。


    義歯部: 大胡美央

    10/5に行なわれたShift発足記念講演会に参加させて頂きました。
    テーマは「患者が求める咬合とは」でした。
    講演会の中で、咬合器の取り扱いと言う話があって、毎日マウント作業をしている私にとっては非常に惹かれる内容でした。ただ、マウントをするのでは無く生体の仕組みを理解しながら作業をして行かなければならないと、改めて思いました。他に、言葉の違いの話もあり異常と不正の意味の違い、中心咬合位の定義が日本とアメリカでは違うというのもありました。歯科医院と歯科技工所でも、言葉の違いがあるので、用語の意味の勉強のし直しが必要だとも思いました。

    最後に、講演会に参加したことで同年代の技工士と知り合いになる事が出来ました。
    また、講演会などに参加して知り合いを増やして意見交換などしていければと思います。


    義歯部: 佐藤涼

    10月5日に横浜市社会福祉センターでSHIFT発足記念講演会を聞いてきました。
    「患者の求める咬合とは何か」というテーマで4人の先生方から講演をしていただきました。
    一人目の諏訪先生は顎関節症の治療を通して考えてきたことを発表されていました。習慣性咬合位と中心咬合位の違いも話されていて、実際患者様が開口閉口運動をしたのと咬合器上で運動させたのでは誤差が生じてしまい そのことが原因で突発性顎関節症につながるおそれがあり、それを防ぐため 生体を正確にトレースできる咬合器を選択するのが望ましいとお話しされていました。諏訪先生独自のチェックバイトの取り方もご講演されていて初めて見るチェックバイトの取り方で勉強になりました。患者様に伝えるときの表現の仕方でもとれてくるバイトが違うことを知って技工サイドとしてはとても新鮮でした。
    二人目の戸崎先生は「義歯治療における衛生士の役割」というテーマでご講演されました。ドクターの治療と患者様の噛む訓練、テクニシャンの精密な技術がひとつになって患者様が満足していただける義歯が出来上がり、衛生士は各々に関わって方向性を同じにする調和を担っているから義歯治療はチーム医療であるとお話しされていました。患者様にしてもらっている口輪筋を鍛える体操を体験したりしてとても有意義な時間でした。
    三人目の深水先生は「無歯顎総義歯の咬合再構成での咬合を考える」というテーマでご講演されました。普段チェアサイドから送られてくる模型を見て、解剖学指標と残存歯の位置関係を見比べたりして大体の位置で並べてしまっていましたが深水先生はひとつひとつの筋肉の動きまで考えていて細かい数値まで出して取り組んでいて、自分のいままでの考え方がぬるかったことを痛感させられよい刺激となりました。
    四人目の堤先生は咬合の歴史は咬合器の歴史であるというテーマでご講演されました。現代に至るまでの咬合器の歴史とその時代で勧められてきた治療の形式を表にしてわかりやすく説明されました。多くの文献と実験がくり返し行われて現代の咬合に収まっていることと同時に理論として積み重ねられたものであることを知りました。16世紀半ばにはすでに木製義歯というのができていたというのにも驚きました。
    今回の講演は講演されている一人一人が同じテーマなのだけど違う視点で発表されていて技工サイドだけでなくドクターや衛生士がいっしょになって患者の求める咬合を考えていて改めてチーム医療であることを再認識させてもらいました。今回の講演会を今後の技工に組み込めることは組み込んでいけたらなと思います。