歯科技工士は先生の指示書を基に技工物を製作しますが、機械的な作業はしません。指示書を見てシミュレーション行い、必要に応じて材料の変更などを提案させていただきます。効率だけを考えれば、指示書通り製作したほうがお互いに楽でしょう。私たちは考える必要がありませんし、先生も診療の手を止められることがありません。でもそれでは、「患者様の主訴を解決する」という医療の原点から外れてしまいます。「チーム医療」という言葉はすっかり定着していますが、歯科医療の世界でも大切な概念です。実際の口腔内を見られる先生の視点と、模型を通じて全体像を把握できる歯科技工士の視点の両方から判断し、患者様にベストな補綴物を製作していく。これもチーム医療のひとつだと私たちは考えています。
架工部では、メタルボンド担当、オールセラミック担当、保険のレジン類担当、ワックスアップ担当、インプラント担当、模型づくり・サポート担当、リーダー複数名の大所帯で連携しながら製作しています。特長は、ほぼ全員が他社での経験者であり、さまざまな角度から判断できるところ。さらに現状に満足することなく、休日を利用して講演会に参加したりインストラクターのもとで色調再現・形態、模型の読み方などを学んでいます。しかも個々の技術を惜しみなく共有し、チーム全体の底上げをつねに行っています。歯科技工士は職人的な仕事ではありますが、医療職の一種。医療にはチームワークが欠かせません。そのため当社では、助け合い、教え合う風土が根づいています。モノづくり色の強い職種でありながら、つねに医療従事者であることを忘れない。これが私たちの強みです。
以前の職場ではメタルボンドを専門に製作していました。CAD/CAMの普及が進んでいることもあり、一度立ち止まって10年後、20年後を考えた時に、ZOO LABOの将来性に魅力を感じて、入社しました。今はメタルボンド以外にハイブリット関連など、幅広く担当しています。個人的には、インプラントもこれからちょっとずつ注力していきたいです。どんどん任せてもらえる社風のもと、成長できる環境も整っているので、時間を見つけて、最新の知識や技術を自分の中に取り入れていきたいと思っています。仕事面ではありませんが、スタッフたちの人間性がとても高い会社です。明るくて元気な職場なので、居るだけで楽しくなります。業務が立て込んできても、辛いとか、辞めたいと思ったことはありません。モチベーション高くこれからも取り組んでいきたいですね。
会社としての強みは、やはりチームワークです。部署を問わず、みんなが同じ目標に向かって進んでいます。人間性が高く、色々な人が集まってきている会社なので、ミスを注意できる人、怒られた人にフォローする人など、自分の特長を生かして働いていることで、組織がうまく嚙み合っているなと感じています。自分の場合には、後輩からも発言がしやすいように、言わせやすい空気を作っているつもりです。もちろん先輩に私からも発言しますし、後輩から注意をされることも、ここでは日常茶飯事。会社全体として、20代のスタッフが多いので、私たちが持っている能力を、下の世代におろしていけるような制度や雰囲気があるのは、大きな強みです。下の世代の成長が刺激にもなりますし、自分ももっと頑張らないといけないと思わせてくれる、良い循環が生まれています。
他社で2年間、歯科技工士をしていました。主に保険対応の技工物製作を担当していましたが、スキルアップも兼ねて当社に転職。前社ではできなかったシェードテイキングを積極的に行っていたり、ドクターや患者さんと触れ合える機会が多くなるのも魅力でした。実際に先日も、わざわざドクターから写真付きのお礼メールをいただくなど、大きなやりがいを感じています。やっぱり前の会社と比べてしまいますが、ここは倍率の高い顕微鏡や最新の機器をどんどん導入しているので、モチベーションにも繋がります。あと、前社はお休みが少なかったので、福利厚生面の充実も痛感しています。今は有給もとれるので大満足です。
所属部署は女性が少ないのですが、みんな変に特別扱いすることもなく、やりやすい雰囲気で仕事をさせてもらっています。入社前から、アットホームだとは聞いていましたが、本当にいい人ばかりです。私のチームは20代前半から40代までと年代はバラバラで、集中するときは集中、騒ぐときは騒ぐ、というメリハリがありますね。自分がやりたいと言えば、挑戦させてもらえる環境も嬉しいです。ジルコニアを担当していますが、ワックスアップもやってみたい!と先輩に相談したところ、空き時間にやらせてもらえることに。先輩たちにわからない点を質問すると、すごく熱心に教えてくれますし、勉強会や講演会のお誘いも多いです。学ぶ姿勢のある人にとっては、ピッタリの環境だと思いますし、私自身もいずれはメタルボンドなどにも挑戦できればと思っています。