歯科医療の進歩は目覚ましく、CAD/CAMなどのIT技術がどんどん入ってきています。ところが技工や治療以外の業務に目を転じると、まだまだ歯科はアナログな世界。そこで当社は管理業務のIT化にも本格的に着手しました。効率化を推し進めることで余計な業務が削減でき、歯科技工士の生産性向上にもつながるからです。新しいシステムの導入には、反発が起きることもめずらしくありません。しかし当社には新しいものを受け入れる文化が根づいており、さらにIT担当者が「なぜ必要か」「新システムのメリットは何か」をしっかり説明するため、運用開始がスムーズです。このチームワークの良さは、当社の特長のひとつ。個々の技術を高めつつ会社としての方向性を理解し、それに向かって突き進める団結力を持っています。
当社の目標のひとつは、歯科技工士の働き方を変えること。特に長時間労働は業界全体の問題で、まずは一人ひとりの意識を変革していくことが必要です。歯科技工士には「良いものをつくるためには時間をかけてもかまわない」という考え方が広く浸透しており、紙ベースでの勤怠管理では記入すらしない社員もいました。確かに、クオリティをあげるために時間をかけるのは技術職としては当然です。そこで導入したのが、静脈と指紋による勤怠管理システムです。管理業務の効率化はもちろん、歯科技工士にタイムマネジメントの概念を身につけてもらうことをいちばんの目的にしています。
面白そうな仕事内容に惹かれて入社しました。新しくできた部門への配属だったので、自分たちで作り上げて、整備していく楽しさが味わえると思いました。以前勤めていた会社でも、新しいものを取り入れて、他の社員に周知していくという経験はあったので、業務のやり応えは知っていました。そのうえ、ここは新しいチームだったので、高い自由度のなかで、のびのびと仕事をさせてもらっています。また、誰もが関わる「歯」という分野に携われる会社だということも決め手になりました。子どもの頃から、一度も歯医者に行ったことのない人はいないと思いますし、自分が気になったこと、興味のあることは、歯科技工士さんに質問しちゃってます。
私自身、忙しい環境のなかで、バリバリ仕事をするのが好きなタイプです。その時は、手が回らなくて大変な思いをしても、結局終わってみれば楽しかった…と思える感覚が、次へのモチベーションに繋がります。今は特別、忙しい時期ということもありますが、そういう意味でのやりがいも感じながら楽しく働けています。職場の雰囲気としては、まず話しやすさがベースにあります。上司の方からも話を聞こうとしてくれますし、提案した意見も取り入れてくれます。色々な会社で事務の経験がありますが、すぐに動いてくれる対応の早さは、大きな魅力です。ここに来て初めて人事の仕事に挑戦していますが、人と会うのも楽しいですし、見極める力が養われていくのが、今から楽しみです。上司もフォローしてくれるので、その点も安心しています。